俗人は蹴る月下の門

最近仕事で、巻き込み事故というか、自分のせいじゃないことで振り回されて困っている。何故か当事者として扱われてしまっているが、わたしじゃないんですけどねーそれ、というモヤモヤがあり過ぎて困る。自分も被害者なのになーという思いが抜けない。で、あまりに忙しくて追い立てられるので、いつもご機嫌なわたしも機嫌が悪くなってくることがある。

ついイラっとして意地悪なチャットを返しそうになるのだけど、ガーッと怒りチャットを書いて、推敲する。ちょっと嫌味を入れて、わたしのせいにしないでくれるかしら?感を漂わせつつも、怒ってないよ風味を入れるために語尾を変えたり、「いちいちうるさいな」を、「逐一報告いただきまして」という言葉に置き換えたりして、とにかく感情に任せてチャットを返さない。推敲推敲推敲。月下の門は敲くのか推すのか、わたしは敲きも推しもせず立ちすくむばかり。蹴ったろか!!!!

でも相手のチャットに(笑)なんて書かれていて、更にキイイイイっとくる。何だ、お前、人に質問しておいて(笑)ってーのは!何がおかしいんじゃーと怒りが増す。お前にいちいち聞かれて腹立っとるんじゃ!なんでこんなこと説明しなきゃいけないのか、だったら自分でやるわ!てか、自分でやらないといけないのに、また同じ説明を、あの人にもこの人にもその人にもって、めんどくさいんじゃ!!と叫びたいのをぐっとこらえて、「わたしも受け売りなんですよ」なんて書いてみる。

もういい加減ぶち切れるのも仕方ないほどの巻き込み事故連発。あっちでもこっちでも頻発するイライラのもと。自分のせいじゃないことで追い立てられて責めたてられるこの感じ、理不尽としか言いようがない。理不尽。理不の神、理不神!風神雷神理不神!!などと唱えながら、今日も会社員をしています。