ゴミになる前は必要なものだったはず。

スーパーマーケットなどでお買い物をして精算後、サッカー台に移動して袋詰めを自分でする。その際に、トレイやハコなどを、お店のゴミ箱に捨てて帰る人がいる。せっせと薄いビニール袋に詰めなおしている人を見ると、ちょっと滑稽。わたしの住んでいる地域は何でも燃やしてくれる地域なのであまり見かけないが、親が住んでいるところはゴミの仕分けが厳しいのか、こんなものまで封を開けてビニール袋に移し替えちゃうの?という人もたまに見かける。面白い。

これらの行為が不衛生で、マナー違反じゃないかとも言われている。個人的には見た目が悪くなるのであまりやりたくない行為だが、自宅のゴミを減らしたいのなら、そういうこともあり得るかも。まあ、個人の判断に任せるとしか言いようがない。

わたしがやらないのは、こんなところでやったら汚らしいからである。こんな人がいっぱいいて、わちゃわちゃしてホコリも舞っているところで、生肉や魚の切り身を取り出すのはゴミ云々じゃなくて食品が汚染されそうだ。食べ物だから、もうちょっと小綺麗に持って帰りたいと思うが、そう思わない人もいるらしい。とにかくゴミを減らしたいのだろう。さすがのうちの親すらドン引きする行為をしている人がいたので、わたしは大きめの声で親に声をかけた。

「ゴミ増やしたくないんでしょ?じゃあさあ、卵も一個ずつ割って、袋に移して、殻をここで捨てていきなよ~~!」

親も笑いながら、「一個ずつ、手にのせて帰ろうかしら~」と調子に乗って言うので、作業中の人がむっとした様子でこっちを睨んできていた。

ううん、いいの。好きにしていいのよ。わたしには関係ないもん。ただ、そんな汚らしい食材を食べるご家族がかわいそうなだけ。それ以来、卵を買うときは、「パックもここで捨てて、殻を割って手のひらにのせて帰らないと、ゴミが増えちゃう!」と思うようになってしまった。あほか、わたしは。