なんだかんだ言ってみんな、進次郎が大好き

小泉環境相の「セクシー」発言に噛みつくタレントがいっぱいいて笑える。皆さんとってつけたような、もっともらしいような気がするようなことを必死で言っているが、どうでもいいことをこんなに必死に言わないといけないほど進次郎に夢中なんだな。そんなに気になるあんちくしょうなのかということで、進次郎も良かったじゃないか。誰も知らないような、気づかれていない国会議員もいるのだから、それからすればたいしたもんだ。いや、誰も知らない人は当選しないだろうけどさ、でも、この注目度、さすがだな。進次郎は喜んでいるぞ。だから相手にするなって言ってんのにさーと思わずにはいられない。

進次郎はまだ若いし、大したことを何もしていないと言われてもしょうがないほど下っ端で、単に知名度が高かっただけの人だから、今までのことを言ってもしょうがない。環境相になったんだからこれからでしょう。ただ、いきなりすごいことを成し遂げるわけがないので、スキャンダルなく粛々と日々の仕事をこなしてくれればいいのに、皆さん、進次郎が好きでたまらないから、すごい活躍をしてほしくてうずうずしているらしい。だから「まだ何にも成し遂げてないくせに!」「口ばっかりじゃん!」と必死でなじる。好きだというのがバレないように、必死で悪く言うのである。そうか、そんなに好きか、進次郎のことが。わたしは別に興味ないけどな。嫁が誰でもどうでもいいし、今回抜擢でもそうじゃなくてもどうでもいいし。政治家なんてどいつもこいつも状態なんだから、進次郎だってそうだろう。税金で変なパジャマ?シルクの部屋着?を買って喜んでいた禿げた人もいたぐらいで、そんな奴が何を言うのかという感じだけど、彼も進次郎が大好きでたまらないらしくて、必死で何かほざいていらっしゃったようだ。なんまいだぶつ。

これからの活躍に期待と言いたいところだが、100万人しかいない国の国会でも大変だろうに、そこそこの国の日本で、進次郎が何か言ったりしたりしたぐらいで大きく変わることなんてそうはない。どうせしがらみやなんやらで進次郎が何をしようとしたって無駄無駄無駄なことばかりだろうし。でもみんな進次郎が好きでたまらないから、「やー!とぅ!ズバババーン!どうだ!」と大暴れして悪徳代議士をなぎ倒し、自分にとって気に入らない法案を廃止するような民主主義国家にあるまじき行為をしてくれることを期待しているので、なかなか難しい話だ。

皆さんはいまだに政治に何か期待して、政治家が何かいいことをしてくれると思っているんだなあと、皆さん初心なんですねと、こういうことがあると思う。自分にとって都合がいいことがおこる政治なんて、あるんですかねって。みんな自分の得することしか願っていないが、それがかなわないと政治が悪いというのだから面白い。人の欲の深さは興味深いものである。そして、大好きな進次郎が自分の欲を満たすような都合のいいことをしてくれるに違いない!なんでしてくれないの!!と、画面の前で一喜一憂している。進次郎一人でどうにかなるような世の中なんか、ないのに。かわいいねえ、みんな。