呼ばれてなくても行く

パヤオの映画をまた見に行った。パンフが欲しかったので買うついでなのか、見たついでなのかよくわからんが。パンフは、うむ、買わなくていいな。ふふふ。

わたしは小学生の頃、パヤオ監督作品「ルパン三世カリオストロの城」を映画館に3回見に行った。子供でお金もないが、お年玉を流用して行った。でも、興行的には失敗したらしい。後年、すごい!と評判になったらしいが、当時はまったく鳴かず飛ばず。でも小学生のわたしにはとーっても面白い映画であった。1回目は友達と見に行ったが、何度も一緒に行ってくれるわけもなく、あとは一人で見に行った。それほど面白かったが、じゃあどんな映画かと問われると、ルパン頑張った、銭形のとっつあん張り切った、悪い伯爵を退治した、クラリスかわいい、不二子ちゃ~ん、だったよ、としか言いようがない。でもわたしの心をがっつりつかんだパヤオだった、はず。

だからってパヤオの大ファンかというとそうでもなく、好きだけど、畏敬の念は抱いているけども、盲目的に大好き!というわけではない。もののけ姫は冒頭の30分ぐらいは面白いけど後はめんどくさいと思うし、ナウシカはらんらんらららんらんらんで宗教になっちゃって、それは違うだろうと思うし。でもどの作品も好きで、嫌い!見ない!ということはない。不思議なパヤオ

2回目なので細かい部分をチェックしようとしたのだけど、そんなにうまくいかず。滝沢カレンはどれだ?を探したけどわからなかったよ。あのお婆さんズの一人?わらわら?(わらわらだったとのことです)あいみょんはあまり上手じゃないけど、朴訥としてそこが素朴でいいのかなという気もするし、キムタクは相変わらずキムタクだなとか、一回目と大して変わらない感想を抱くだけ。キムタクだけ「特別出演」と肩書がついていたが、特別出演って?と疑問を抱く。その直後、「親爺同志」という番組でみうらじゅんさんと山田五郎さんが「特別出演って、呼ばれてないのに来ちゃったんだろうね~」と言っていたのを思い出す。キムタク、呼ばれてもいないのに行ったのか。心臓強いな。

休日だったので満員だった。冒頭の火事のシーンがすごかった。最後、選んで戻って来た現世だけど主人公がそれほど幸せそうでも、不幸そうでもないのがリアルだなと思った。インコの鼻息が荒かった。そんな映画。わたしは好き。