時効警察・復活スペシャル

そういえば10年ぐらい前、いやもっと前、「時効警察」というふざけたドラマを毎週楽しみに見ていた。オダギリジョーは、かっこいいのに変な人、雰囲気あるのにダメな人を演じさせると最高である。単にかっこいい役は似合わない。そんな役者さんだ。そこに美人だけどなんかおかしい麻生久美子がヒロインなのだから、どっかおかしいドラマで、面白いに決まっている。

時効警察」は評判が良かったので、その後「帰ってきた時効警察」が放送され、何となく麻生久美子演じる三日月君とオダジョー演じる霧山君が、どうにかなりそうでならなさそうだと思っていたら、どうにもならなかった。そして、12年ほど経過して、今、「時効警察はじめました」である。かつてのファンが待ちわびた、ぽつねんとした霧山君が戻ってきたのである。それもスペシャル番組で。

なんとなくみんなそれぞれに老けて、12年経った気はするものの、相変わらずである。いい感じ。わたしの大好きなサネイエが、サネヨシとなって出てきていたが、「顔がイノキのよしとく~」で大笑いしてしまったので、あれでもう満足である。良い、いいぞ~~時効警察

時効警察シリーズは、だいたい適当でぬるくてしょうもないドラマのなので、小ネタが良ければあとはどうでもいいドラマである。まじで見るな、無粋だぞ。レギュラー陣のキャラクターの設定が崩れていなければ、あとはダラダラっとしていていいのである。今回は紙袋を持ち歩く真加出君の代わりに、十文字の部下として吉岡里穂が登場したが、まあ悪くないと思った。この子は主役じゃなくて、この手のちょい役が光ると思うし。ただ、吉岡の目頭切開した目がかまぼこみたいで、ヘンな加工した写真みたいな顔が残念。目が大きければかわいいと思っている哀れな東洋人(というか漢民族系というべきか。日本人や韓国人は、目が大きければかわいくて素敵だと思う病気に罹っている)の病膏肓に入る感じで、しなくていいのにねえと残念感があふれる。ドラマの中でも霧山に「面白そうな顔だよね。」と言われていたが、確かに面白いというか、不自然な顔だ。

美魔王という武田真治の登場はさておき、全体的にぬるくてどうでもいい感がぬるっとしていて、小ネタの駐在さんも相変わらずで、ああ、時効警察が本当に帰ってきたんだなと時効警察の到来を告げていた。ヘラルド!!本編もぬるーく適当に視聴するつもり。そして復習のためにAmazon Primeで「時効警察」「帰ってきた時効警察」を見たのだが、なんとびっくり。登場していた女優さんたちや脇役の人たちのことは覚えていたが(吉高由里子、変わらない。かわいい!)、ストーリー自体は全く覚えていなかった。こんな話だったっけ?!と驚くばかり。毎週見ていたのに、何にも覚えていなかったとは!真木よう子も顔、変わりすぎ。というか、このころのバージョンで止めておけばよかったのにねえ。そして今回のゲスト、菊地凛子板谷由夏に見えて、「少し若返った?美魔王~~~?」とか思ってしまったよ。

十文字のバカに拍車がかかっていたようだが、それ以外は安定感のあるおとぼけっぷりだったので、来週からが楽しみ。